テレビで「ビューティーコロシアム’04秋!私を助けて不幸人生リセットSP」を見ました。司会者として収録されていたはずの島田紳助さんがみごとに消されていて、映像編集さんや音声さんの努力に拍手を送りました。……いや、そうじゃなくって。
個人的な意見としては、美容整形は散髪、化粧、ダイエット、ボディビルディングなど肉体に何らかの手を加える行為の延長かなと考えています。
世界には唇に穴をあけたり、首をのばしたり、刺青を入れたりなど体を加工する文化を持った民族がいますし、また矯正歯科も健康的な目的だけでなく、美容的な目的でも施されているわけですが(むしろ美が主な理由)これらは美容整形に比べてあまり非難されませんね。
この番組では出演者が体や顔のことで陰湿な陰口をたたかれてきたことに暗い気持ちになりました。
■なぜ容姿が激しい差別を生むのか?
■番組がより差別や「美こそ全て」の価値観を助長しないのだろうか?
■なぜ美に痛めつけられながらも彼女たち自身も美の呪縛から逃れられないのか?
■男性に比べ女性は(仕事、勉強など内面的な)名誉挽回のチャンスが少なく、どこまでも(何歳になっても)美醜の問題がつきまとうのはなぜか?
■出演者は美しくなって急に前向きに生きられるようになるのだろうか?
■(コマーシャリズムの点から仕方ないかもしれないけど)外見のプロばかりで精神的なケアをする専門家が番組に一人もいないのはどうしてか?
いろんなことを考えました。【麻理】
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『攻殻機動隊』みたいに美しく頑丈で優秀な体が手に入るならぜひ擬体化したいけど……。