はたしてヴァチカンの見解は? 『ダ・ヴィンチ・コード』(ダン・ブラウン)

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ダ・ヴィンチ・コード
世界で2000万部も売れに売れたベストセラですが、タルチジオ・ベルトーネ枢機卿(ジェノバ大司教)が「恥ずべき大嘘が書かれた本」と語った(※)いわくつきの『ダ・ヴィンチ・コード』。

※……BBC NEWS | Entertainment | Church fights Da Vinci Code novel
日本の公式サイトはこちら。

ルーブル美術館で謎の死をとげた館長。死の現場には奇妙な暗号が残されていた。館長の孫娘で暗号解読者でもあるソフィーと、象徴学者のラングドンは容疑者として事件に巻き込まれる。
警察当局から追われる身となった彼らは、その包囲網から逃亡しつつ、無実の罪を晴らすために暗号解読に取り組む。そしてダ・ヴィンチの名画に隠された謎と秘密結社、キリスト教最大のスキャンダルにたどりつくのだった。

著者、ダン・ブラウンはホント勇気がありますね。私も「幻想画廊」のコラムで「魔女」「不朽体」などのキリスト教関係の記事を書いているのですが、この手のテーマには気を遣います。

同じキリスト教と言えどもいろいろありまして、中には中絶反対で産婦人科の病院を爆破するようなファンダメンタリスト(キリスト教原理主義者)もいますから下手なことは言えません。バチカンに睨まれたブラウン氏は無事なんでしょうか。印税でボディガード雇ったのかも。

良く練られた暗号ミステリであり、フランス・イギリスを股にかける冒険小説でもあり。ワクワクドキドキのエンタティメント小説なんですが、全ての人にお勧めという訳ではありません。ある程度のキリスト教や美術の知識がないと「なんのこっちゃ」。

特に宗教心の薄い日本人は、宗教のために命をかける人々に今ひとつ感情移入ができないかもしれません。でも『ムー』を愛読している方はきっと興味深く読めるはずです。

なんでもハリウッド映画として2006年に公開が決まっているとか。監督はロン・ハワード、ラングドン役にはトム・ハンクス。

文中でハリソン・フォードに似ているという部分があるので、ずっと彼のイメージで読んでたんですよ。トム・ハンクスか……。せめてトム・クルーズにしてほしかった。ソフィーには『アメリ』のオドレイ・トトゥ。ありゃ、私は名前の通り他ソフィー・マルソーのイメージで読んでました。(ソフィー・マルソーは候補に挙がっていたみたいですね)

先日亡くなった教皇ヨハネ・パウロ二世は、中絶や離婚に関しては保守的だったものの、地動説や進化論を認めた非常に先進的な教皇だったんですよ。プロテスタント、ユダヤ教、イスラム教との和解を勧めたり、世界を飛び回って平和を呼びかけたりというかなりの行動派。

この本についてはどうお考えだったのでしょうか。教皇最期のお言葉は「アーメン」だったそうです。ご冥福をお祈りします。【麻理】

文が格調高くないけど、エンタティメント小説ですからね。シオン修道会、フリーメーソン、テンプル騎士団、薔薇十字などオカルトのトリビア満載。

今日のサイト

Anagram Genius : Anagram Server. anagrams, free anagram-generator, name anagrams

本書で重要な意味を持つ暗号が「アナグラム」(文字を並べ替えて別の言葉を作る遊び)。フルネームをアルファベットで入力すると、自動的にアナグラム文章を作ってくれる。ただし皮肉やおせじの文になることも。

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