毎月第一火曜日に、「幻想画廊」で隠しページを更新しています。私自身がモデルとなった、ちょっと変わった合成作品を発表しているので、隠れた人気コンテンツとなっています。隠しページに関する哀しいことと嬉しいことについて。


最近「隠しページが分からなかったので、人にやり方をききました」」というようなコメントを頂きました。以前にも、パスワードを他の掲示板に書き込んだり、人に教えている方がいらっしゃったのですが、私はとてもがっかりしたことを覚えています。
毎月の隠しページのユニークユーザは数百人程度なので、トップページを訪れる人と比べると、ほんの僅かな方にしか見てもらえないわけです。
隠しページと言えども決して手抜きはしておらず、しっかり作品とコラムを作っています。せっかく作ったコンテンツですから、サイト管理人としてはなるべくたくさんの人に見てもらいたいのが普通。それでもあえて隠しページを作っているのはわけがあります。
それは読者のみなさんに「分かった!」という喜びを感じてもらえればと思っているからです。パズルや数学の問題が解けたとき、今までもやもやしていたことが頭の中でかちっと整理されたとき、爽快な気分になりませんか?
たとえ見る人が少なくても、読者の方が喜んでくれるのなら私も嬉しいのです。
ある読者の方から「いつも娘と競争して隠しページ探しをしています」というメールを頂きました。うらやましい親子関係です。また隠しページにはちょっとした掲示板があるのですが、みなさん隠しページにたどり着いた喜びを書いてくださって、思わず頬がゆるみます。
ルービックキューブをバラバラにして、組み立て直して「完成!」なんてやってもちっとも楽しくないではありませんか。ものを考える幸福は人間だけが神様からプレゼントしてもらったもの。みすみす捨ててしまうのは実にもったいない。
隠しページはいくらでもインチキをして見ることはできるでしょう。でもできればもうちょっと頑張って自分の力で解いてほしい。ヒントもありますし、普通にページを閲覧できる人なら頭をひねって解けるように作ってありますよ。
まだご覧になっていないという方はちょっとした頭の体操にいかがですか?【麻理】
今日のサイト
essays & effluvia: Sand Sculptures
すごい。いずれ壊れてしまうのがもったいないなあ。さらにこんな作品も。