英語習得に必要な時間・日本の学校の授業では何時間英語を勉強するのか?

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英語の授業
アメリカ国務省が定義する外国語の難易度によれば、日本人が英語をマスターするには最低でも3000時間の学習が必要です。中学校・高校・大学と10年も英語をやった──といいますが、実際にあなたが受けた英語の授業は何時間ですか?

読者のアラトゥリエルさんからこんなおたより。ご友人がアメリカの語学学校でスペイン語圏の学生から「一年も勉強してやっとこのレベルなの」と言われムッとしたとか。

英語から離れた言語を母語とする学生は、英語の習得に時間がかかって当然です。

私なら、言語学の基礎も分かっていない学生には「スペイン語が母語のくせに、わざわざ留学して語学学校に通わなくてはならないとは、あなたも大変ねえ。中国語やアラビア語が話せるようになってから大口叩いてくださいませね。ほほほ」とイヤミの一つも言うところです。

昨日書いたように、スペイン語圏の人が英語の習得にかかる時間は(最短で)720時間。日本人は3000時間以上が必要でしたね。

英語の習得には何時間かかるの? アメリカ国務省が定義する外国語の難易度
昨日、日本語はどの外国語とも似ていない孤立言語と書きました。「日本人は外国語が苦手なわけだ。英語に苦労したのも分かるよ」。あなたのお嘆きはごもっともです。アメリカ国務省が定義する外国語難易度を御覧ください。

さてお立ち会い。よく「学校であれだけやったのに英語が話せない」って言いますが「あれだけ」って「どれだけ」でしょう?

中学校で習う英語は1クラス50分間で週4クラスです。1年間に35週学校に通い、それが3年。 50/60(時間)×4(クラス)×35(週)×3(年)=350(時間)

高校では
50/60(時間)×5(クラス)×35(週)×3(年)=437(時間)

大学では90分授業でしたね。1、2年で2コマずつとします。
90/60(時間)×2(クラス)×30(週)×2(年)=180(時間)

これらを合計すると、日本の中学校から大学までの英語の総学習時間はおよそ1000時間になります(※2005年現在の授業数)

はっきり言って全然足りません。「中・高・大と10年も勉強した」と言いますが、たった1000時間で英語が話せるようになると思うのが大間違い。

前回の記事で書きましたが、必要な学習時間・3000時間というのは国務省のエリートが必死に勉強する3000時間です。密度が違います。

授業中ぼけーっと空想にふけったり、寝ていたりする時間をカウントしちゃいけません。普通の学生さんが中学・高校・大学で勉強する英語の時間というのは、おそらく数百時間にすぎないのではないでしょうか。

そこ、がっくりうなだれない。この3000時間という数字は英語学習者にとってはすごく頼りになるものなんですよ。英語を勉強したいと思っている人は、これまでの自分の学習時間を計算してみましょう。

自分が学生時代すごく頑張ったという人は1000時間とカウントして、残りの2000時間をマスターするまでの期間で割るのです。3年でマスターしたければ毎日2時間ですね。あまり学生時代勉強しなかったなあという人は、500時間でカウント。

先が見えない勉強は途中で挫折しやすいのですが「あと●時間頑張れば習得できる」となれば、気分がかなり楽になります。言語オタクとおっしゃるアラトゥリエルさん、どうぞ語学の習得頑張ってくださいね。応援していますよ。【麻理】

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「聞こえてきた声」(リンク切れ)

私もこの声が聞こえたら根性で蘇ると思う。

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