キング・オブ・アスリート『デカスロン』(山田芳裕)を読みました。


デカスロン』(山田芳裕)全23巻を購入。そして読破。やっと一つ仕事が片づいたのでその反動でつい。以前ご紹介した『度胸星』作者の出世作です。恥ずかしながらこのマンガを読むまで陸上10種競技・デカスロンについて全く知りませんでした。

デカスロンとは、100メートル走、400メートル走、1500メートル走、110メートルハードル、走り幅跳び、走り高跳び、棒高跳び、砲丸投げ、円盤投げ、槍投げ、の十種目を行う陸上競技。それに賭ける選手達の熱いスポーツマンガです。

競技ダンスにも「テンダンス」と言って10種目の競技があるのでその大変さはよく分かります。どうしてもラテンとモダンで向き不向きがあるので、全種目パーフェクトに得点するのは難しいんですよね。それを陸上でやってしまうとはなんと過酷な!

山田芳裕の画力はスゴイ。一見して上手な絵には見えないのですが、ダイナミックな構図や迫力ある人物の表情に読者を引き込む強い引力があるんですよ。

読み始めると、競技場のしんとした静寂や、観客の熱狂的なざわめきのただ中にいるような気がします。主人公が陸上の天才でありながら専門的な訓練を受けていない牛乳屋さんというところもツボ。

一気に通読すると、「よーし、やるぞー!!」と力が沸いてくるスタミナドリンクのようなマンガでした。【麻理】

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